うさぎの飼い方で大切なこと

参考リンク集

巡回うさぎブログ

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20080601

ブリーダーが教える本当のウサギの習性

うさぎは犬・猫とは飼い方が違います
うさぎは賢く、警戒心が強く、表現力が豊かな愛らしい動物です。うさぎの特性を理解することが必要です。
うさぎは1匹でも寂しくありません
よく「うさぎは寂しいと死んでしまう」と言いますが、根拠の無い迷信です。愛情を注げば注ぐほどなついてくれますので、たくさん可愛いがってあげてください。
ウサギはデリケートですが、環境に順応できる動物です
暑さや湿気、騒音に非常に敏感です。騒音については人間の日常活動程度(掃除機や洗濯機、テレビの音、子供の声)は慣れますので、あまり神経質になることはありません。胃腸がデリケートなので、ペレットを切り替えるとその刺激で換毛してしまうことがあります。
うさぎは賢いです
学習能力がありますので、声を出してコミュニケーションをとりましょう。怒る時に名前を呼ばないようにしてください。「名前=怒られる」と覚えてしまいます。
うさぎはだっこが嫌いです
警戒心が強いので、基本的にだっこは嫌いです。骨が細く弱いため、骨折しやすいので高いところから落ちると骨折の危険があります。立ったままだっこはしないで下さい。座って膝の上乗せることから始めましょう。
うさぎが何でもかじるのにはワケがある
うさぎの歯は一生伸び続けるので、歯を削るためにはかじり続けなければいけません。「歯が伸びるのを抑えるために牧草を食べ放題にして下さい」とお店や本で言われていますが、牧草は普段は必要ありません。良質のハードタイプペレットを与えていれば十分です。それでもケージを噛む場合は、市販のかじり木を入れてあげてください。プラスチック製のトイレを噛む場合は、誤飲が危険なため、陶器製か金属製のトイレに交換して下さい。
ウサギの体は洗わなくても大丈夫です
自分でマメに毛繕いをする奇麗好きなので、お風呂は必要ありません。下痢などでお尻が汚れてしまい、どうしても気になる場合は下半身浴だけで、濡れたところは遠くからドライヤーを遠くから当てて時間をかけて丁寧に完全に乾かして下さい。
うさぎは決まったところにトイレをします
生まれたすぐからケージの中で生活して、そこにトイレがあれば問題ありませんが、たいていは2〜3ヶ月歳のベビーを購入するので、トイレトレーニングが必要です。まず、ペレット入れ・給水ボトルの対角線の隅にトイレを置きます。ケージ内のトイレ以外の場所でおしっこをしたら、おしっこをティッシュで拭き取り、トイレの中に入れ、トイレにおしっこのにおいを付けます。おしっこをした場所は除菌スプレーなどでにおいが残らないように掃除します。これを何回か繰り返せば(1〜2週間)トイレを覚えてくれます。
うさぎは病気を隠すことがあります
ウサギは具合の悪さを表に出しません。飼い主がよく見ててあげることが大切です。食欲が落ちてないか?うんちは丸く、固く大きいか?下痢をしていないか?元気があるか?瞳は輝いているか?急激に痩せていないか?を普段からチェックして下さい。エサを食べない状態が3〜4日続くと非常に危険ですので、すぐにうさぎに詳しい獣医さんに連れて行ってあげて下さい。
何があってもうさぎを叩かないでください
発情期や自分の縄張りであるケージを掃除する時など、指を噛まれることがありますが、体罰は厳禁です。少し大きな声で叱るようにして下さい(名前は呼ばない!)。
うさぎの食糞は大切な習性です
肛門から出る盲腸糞という軟糞(英語ではビタミン糞と言います)を食べて、栄養を吸収する大切な習性です。牛は4つの胃を使って反芻しますが、ウサギは全身で反芻します。盲腸糞は薄い膜に覆われており、幕が破れると臭いがありますので、トレーに落ちている場合はすぐに取り除いて下さい。
目に見えるところは触っても大丈夫
鼻筋を撫でられるのが大好きです。触っていいところは、目に見える部分です。耳は大切な体温調節機構です。強くつかんだり、持ったりしてはいけません。首やおなかも強く押さないように気をつけて下さい。

以上、筆者が姫を譲っていただいたブリーダーさんのお言葉です。

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