ペレットは輸入品や国産メーカーなど様々な種類商品があります。ブリーダーの間では輸入品(アメリカ産、ヘイノルド社のウールフォーミュラ、バックアイ)などがあります。固さはハードタイプとソフトタイプがありますが、ハードタイプのほうが咀嚼回数を促し、歯の伸びを抑えるため、ハードタイプがおすすめです。
ペレットで大事なことは、無添加であること、鮮度が良いこと(色が濃い緑色)、必要な成分が入っていることです。成分については、タンパク質と繊維質が重要であり、タンパク質は16〜18%、繊維は20%程度が最適なバランスです。脂肪はメーカーにより1〜3%と幅があります。脂肪分が多いと太るという方がいますが、わずか数%の違いで太るとは言えません。2〜3%であれば問題はありません。ペレットを選ぶ判断基準は以下の4つです。
- 賞味期限ではなく、製造日から3ヶ月以内の物を選びましょう
- 無添加ペレットだけでなく、どんなペレットも、製造日から3ヶ月を過ぎたものはビタミンとミネラルが消え、分解が進み、マイコトキシン(真菌が生成する毒素)が出る恐れがあります。
- 原料を見て、成分表と比較しましょう
- タンパク質%よりも繊維質%のほうが数%高いこと。また、原料の順番を要チェックです。1番多く含まれている物は最初に表記されていますので、アルファルファが1番手前に出ていないものや、糖・小麦粉・トウモロコシ・穀類等が上位にあるものはやめた方が無難です。また、成分表と原料が一致していないもの・成分が表示されていない物に関しては論外です。ビタミンやミネラルなどの人工的なものが入っているものも避けましょう。「主な原料」と記載されているペレットもだめです。表示は全ての材料を記載すべきであり、アメリカ産ペレットはラベルに全ての成分記載される事が義務づけられています。国産ペレットにはまだそのような決まりがなく、着色料や香料が入っているのにラベルに表記されていないものもあります。>
- 色・香りを確認しましょう。
- 茶色いペレットは駄目です。緑色の牧草が原料なのに、茶色はナシです。また、豆っぽい臭いのするものも駄目です。草の香り、より青っぽい香りのするものが新鮮です。
- ウサギの食欲に任せるな
- ウサギは本能が一部残っていますが、人間と同じように、からだに悪い嗜好品も好みます。食いつきが良いからそのペレットが良いとは決められません。上記の3つを基準にして判断・選出して下さい。
以上、筆者が姫を譲っていただいたブリーダーさんのお言葉です。
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